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大腸CTについて

大腸CT

 大腸CTは、X線CTを用い3次元画像により大腸ポリープや大腸がんなどの診断を行う検査です。内視鏡、消化管造影と同じ大腸検査の一つですが、比較的新しい検査法です。X線CTであるため放射線を曝露することになりますが、通常のCTと特にかわりません。

方法

 大腸内の便を取り除くために、下剤を飲む前処置が必要となりますが、内視鏡の半分以下で済みます。前処置後にCT室に移動し、肛門に細いチューブを挿入し、炭酸ガスを自動的に注入し大腸を膨らませます。撮影は仰向けとうつ伏せで行いますが、検査時間は5分程で済みます。撮影した画像は、放射線科専門医が3次元画像を作成し、ポリープやがんの有無などを診断します。

利点

 直接大腸に内視鏡を挿入する検査ではないため、苦痛がほとんどなく、短時間で済みます。麻酔は不要です。また大腸だけでなく肝臓や膵臓などの臓器も見ることができます(ただし細かい病気を見つけることはできません)。

欠点

 大腸を直接見る検査ではないため、小さな病気をみつけることはできません。またポリープなどの病気が見つかった場合には改めて内視鏡による精密検査が必要となります。前処置や大腸の膨らみが悪かった場合には不十分な検査になることがあります。

大腸CT

 大腸CTは、大腸に病気が疑われる場合には保険適応として検査を受けることができます。検査をご希望の際には紹介状をお持ちになり、当科を受診してください。

お問合せ先
〒814-8582
 福岡市東区馬出3-1-1
 九州大学病院 放射線科 TEL 092-642-5705
 業務時間 9:00~16:40(土日祭日は除く)