九州大学病院には5台の臨床用MRI装置が稼動しています。そのうち2台は標準的な磁場強度(1.5テスラ)の装置で、残り3台は臨床で利用できる最大の磁場強度である3テスラの装置です。3テスラのMRIでは、高分解能の形態画像に加え、機能や分子情報に関する画像を取得できます。以前は主に脳や脊髄の検査に用いられてきましたが、技術の進歩により現在では、心臓や胸腹部を含めた全身の検査に用いられています。
脳の形態機能画像の1例
脳の形態・機能画像
▲聴神経腫瘍の高分解能画像 | ▲拡散テンソル画像 |
▲認知症のASL潅流画像 | ▲錘体路のトラクトグラフィー |
拡張型心筋症に対するMRIを用いた解析例
拡張型心筋症
▲心筋タギング | ▲心筋歪み(ストレイン)解析 |
膵臓の嚢胞性腫瘍に対する解析
膵嚢胞性腫瘍(IPMN)
▲MR cholangiopancreatography (MRCP) |