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透視

(1) 対象とする症状

 嚥下障害、頚部違和感、胸焼け、腹痛、嘔気、嘔吐、下痢、便秘、吐血、下血、便潜血陽性など。

(2) 対象とする疾患

 食道癌、逆流性食道炎、胃癌、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、クローン氏病、大腸癌、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎など。

(3) 消化管造影検査(胃透視、大腸造影)とは

 いわゆる、胃透視、大腸造影検査と呼ばれるもので、バリウムなどの造影剤を腸管の壁に付着させX線撮影する。
上部消化管造影検査は、バリウムを飲むことで、食道、胃、十二指腸、小腸の病変の検出を行う。また、下部消化管造影検査は、下剤を用い大腸を空にした後に、肛門よりバリウムを注入し、大腸(結腸、直腸)、盲腸および、小腸終末部の病変の検出を行う。
特徴としては、内視鏡に比べ、被検者の苦痛が少ないこと、病変の全体像・存在部位が把握しやすいこと、また、経過観察などが客観的に行えることなどが挙げられる。

透視図1 透視図2
早期胃癌 進行直腸癌