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CT

CT本体の写真 CTは現在の医療を支えている重要な検査の一つです。
被曝という問題点はあるものの、短時間で体内の多くの情報を得ることができます。
 当院では6台のCTスキャナが稼働しており3台が64スライス、1台が最新鋭の256スライスです。
一番の特長は0.27秒フルスキャンの最短時間分解能を有し、1回転80mmの幅広検出器で高速スキャンが可能である点です。
また、2012年7月からは1台が更新され、320例CTとなりました。この新しいCTを用いた研究も準備されています。

320列CT(東芝Aquilion One)の詳細はこちら

256スライスCTについて

 高速スキャンは一方でX線出力のフォトン不足を招き、大柄な患者さんでは画質が低下することがありました。
当院の256スライスCTでは1000mAの大出力スキャンも可能なため、高画質でのスキャンを可能です。造影剤腎症軽減のため、造影剤量を減らした低管電圧-高出力撮影も期待されています。
また、時間分解能向上のため循環器領域で特に威力を発揮し、従来は難しいとされてきた高心拍下の撮影も可能となっています。

 当院で256例CTをもちいて撮像した症例を以下に供覧します。

Bland-White-Garland Syndrome冠動脈起始異常症の中でも極めて稀であり、すべての先天性心疾患の0.25%-0.5%に出現。約300,000出生に対して1例の割合で発生、5%の割合で心房中隔欠損症、 心室中隔欠損症、大動脈縮窄症が合併。
左:左鎖骨下動脈狭窄 中央と右:単心室単心房と単冠動脈症の合併例

以下に256スライスCTから作成した動画を示します

【256スライスCT高速回転】
【心拍動】
【ASD】
【心不全】