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単純撮影

 単純撮影とは造影剤を使わず撮影する検査です。俗にレントゲンと呼ばれ最も身近な検査として定着しています。
手段は容易であるが豊富な情報を得られるため、日常の診断で最も多く利用されています。
胸部、腹部、骨や関節、乳腺の撮影がなじみのある検査と思いますが、全身の様々な部位・臓器に対しての撮影法が存在します。

肺炎

肺炎
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一見正常に見えるが、左横隔膜の不明瞭化により左肺下葉に病変が存在することが診断可能です。

肺癌

肺癌
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心臓の背側に径5cmの腫瘍を認めます。
読影医が不慣れな場合見逃されることが多い部位ですが、熟練した放射線科医であれば診断は容易です。

 我々は日常診療のなかでの単純撮影の読影を重視し、学生講義、研修医への指導、院外を含めた勉強会などで正しい読影の知識を広める努力を行っています。