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Q&A

Q1 九州大学放射線科の特徴は何ですか?
A1  九州大学放射線科は、1929年に日本の国立大学としてはじめての放射線科としてスタートしました。すなわち日本の国立大学の中で最も古く、最も長い歴史を持ちます。そのため、全国に多くのすぐれた人材を輩出し、数多くの関連病院を持ちます。
 九州大学病院内の放射線科病棟は約60床であり、日本の放射線科の中で最大です。スタッフ数も約30名と最大規模で、画像診断、消化管、核医学、放射線治療すべての分野にわたり、一定レベル以上の研究・診療レベルを保っており、当科での研修にて広範囲な放射線医学の知識、技術を身につけることができます。基礎研究、特にトランスレーショナルリサーチにも力を入れています。
 また、九州大学は他大学に先がけて、画像診断のネットワーク化にも産学協同にて取り組んでおり、多くの病院と画像のネットワークを構築しつつあります。これは将来的に「自宅で仕事ができる」「自由な時間に仕事ができる」など、放射線科医の新たな可能性を秘めている分野です。

Q2 放射線科に入局したいのですが、被ばくが心配です。
A2  放射線科は被ばくするのではないかと心配する方が多いのは事実です。しかし、実際は放射線作業従事者として許容される被ばくの限度(5年間合計で100ミリシーベルト)よりはるか少ないレベルしか放射線をあびることはありません。放射線科医と他科の医師との健康を比較した調査では、他科医師よりむしろ長生きとのデータもあります(Does radiation exposure produce a protective effect among radiologists? Health Phys. 1987 52:637-643)。ですから、若い女性でも安心して働くことができます。もちろん、万一のことを考えて、妊娠期間中は少しでも被ばくのおそれのある血管造影や透視の検査をおこなうことは避けてもらうようにしています。

Q3 放射線科に入局すると、患者さんと接する機会がなくなるのではないですか?
A3  医師は患者さんと深く向き合うことが大切です。これは放射線科医にとっても同じで、たとえCTやMRIの読影が主であっても、検査前の診察、検査結果の説明などにおいてきちんと患者さんとコミュニケーションをとる技術が求められます。また、画像診断介在下治療(interventional radiology)や放射線治療においては、直接患者さんの治療に当たるわけであり、外来や病棟で患者さんと十分接する機会があります。

Q4 中途入局したいのですが。
A4  途中入局も歓迎いたします。放射線科で研修していた方はもちろんですが、他科出身の方も相談に応じます。大切なのは個人の能力であり、出身大学などにより進路が異なることはまったくありません。
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