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治療グループ

 効果が高く、より副作用の少ない高精度放射線治療をテーマに、研究開発をおこなっています。

1)体幹部定位放射線治療の固定具の開発

体幹部定位放射線治療用の固定具  フルカーボンの天板、吸引バック、熱可塑性シェルで体幹部を固定する、体幹部定位放射線治療用の固定具を開発しました。利点は、天板に載せたまま、ストレッチャーを使用してCTおよび治療寝台間を移動できます。

 九州大学で開発された本固定具は、すでに全国の100以上の放射線治療施設に導入されています。

 現在は、さらに開発をすすめ、三層強化段ボールを使用し、安価、計量で、X線の吸収が少ない、固定具を開発、特許出願しています。本固定具は、特に画像誘導放射線治療に有用な固定法と考えています。

体幹部定位放射線治療用の固定具

2)呼吸同期装置の開発

体幹部定位放射線治療用の固定具  腹壁の動きを正確にとらえ、息止め状態をモニタする呼吸同期照射装置(ブレストラック)を開発しました。

3)臨床試験

 よりよい治療法を開発するために、積極的に多施設共同臨床試験に参加しています。臨床試験の実施にあたっては、倫理委員会の承認を得た上で実施し、倫理面や安全面に配慮しています。

 JCOG0403: 早期肺がんに対する定位放射線治療の多施設臨床試験 など