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神経グループ

 脳および脊髄疾患のCT・MRIおよび血管造影による診断に関して研究を行っています。従来の形態情報に加え、血流や代謝、組織の微小構造、白質神経線維の走行など、多面的な生体情報を、先端的な画像技術を駆使して非侵襲的に取得し、腫瘍や虚血、炎症、脱髄、神経変性疾患の診断・治療に役立てる方法を探っています。側頭骨や眼窩など頭頚部領域の画像に関しても研究を進めています。

 また福岡市東区医師会と連携し、急性期脳卒中の緊急CT・MRIおよび血管造影を積極的に行っており、救急医療にも対応しています。

神経膠芽腫の症例

神経膠芽腫の症例
従来の形態画像(上段)に加え、灌流画像から得られるblood volumeマップ(左下)により、血管増生に富む悪性腫瘍であることが分かった。拡散テンソル画像によるtractography(右下)からは、腫瘍の内側に接して錐体路が走行していることが確認でき、手術のプラニングに役立った。